香川県・まんのう町の人事支援

限られた原資で、納得される賃金をつくる

賃上げの必要性は分かっている。けれど、毎年の人件費をどこまで増やせるかは慎重に考えたい。賃金の基準と配分を見直し、経営の見通しと働く人の納得を両立する制度を一緒に整えます。

賃金制度は、採用時に選ばれる理由にも、働き続ける理由にもなります。まず「何に対して払うか」を決めます。

  • 上げ幅を決められない 利益や資金繰りを見ながら、昇給と賞与の原資を分けて考えます。
  • 社員に基準を説明しにくい 職務や役割、評価と賃金のつながりを見える形にします。
  • 待遇差の根拠が曖昧 雇用区分ごとの仕事と処遇を整理し、説明の準備を進めます。

報酬制度設計

賃金制度を構成する要素

制度を複雑にする前に、賃金の各項目が何を評価し、どのように決まるのかをそろえます。地域の中小企業の運用体制に合わせ、続けられる基準を設計します。

基本給の決め方

年齢、能力、職務のどれを軸にするかを整理します。職能給と職務給を組み合わせる場合も、評価する内容を明確にします。

手当の位置づけ

役職・家族・住宅などの手当を一つずつ点検します。支給目的と対象条件を定め、基本給との重なりも確認します。

賞与の決め方

会社業績に連動する部分と個人評価による部分を分け、支給原資の考え方を共有します。変動幅も事前に試算します。

昇給の基準

定期昇給と査定昇給の役割を切り分けます。賃金表と評価結果がどう結びつくかを、社員が追える運用にします。

待遇差を点検する

同一労働同一賃金の確認ポイント

待遇の違いがある場合は、職務内容や責任、配置変更の範囲などを整理し、その理由を説明できる状態にします。

項目 確認内容 説明の準備
基本給 職務、責任、能力や経験など、決定基準に違いがあるか 基準と雇用区分ごとの適用状況を整理する
賞与 支給目的と評価・業績との関係が区分で異なるか 支給要件、算定方法、対象範囲を確認する
各種手当 役割や勤務条件など、手当の支給目的に照らして差があるか 手当ごとの目的と対象条件を文書にまとめる
福利厚生 休暇、施設利用、教育機会などの利用条件に差があるか 制度の対象者と利用実績を確認する

働き方と福利厚生

多様な働き手を活かす勤務制度

制度は規程に書くだけでは動きません。現場のシフト、人員配置、相談窓口まで含め、無理なく使える運用に整えます。

柔軟な勤務時間

短時間勤務や時差出勤、フレックスタイムなどから、業務と人員体制に合う選択肢を検討します。

育児・介護との両立

休業や短時間勤務の制度を確認し、申出から復帰後までの手順と職場内の引き継ぎを整えます。

シニア人材の継続雇用

経験を活かす役割と勤務条件を再設計します。年齢だけで決めず、任せる仕事と処遇を対応させます。

多様な人材の受け入れ

障害のある方や外国人材が働くために必要な配慮、説明方法、相談先を職場の実態に合わせて検討します。

人件費管理

改定前に、総額の変化を確かめる

賃金表の変更は、対象者ごとの増額だけでなく、賞与や社会保険料を含めた年間総額で比べます。採用計画や増員の予定も重ね、複数の案を検討します。

  1. 現行制度の賃金と賞与を集計し、現在の年間総額を確認します。
  2. 昇給率や賞与月数を変えた案を作り、対象者別と全体の差を試算します。
  3. 社会保険料の変動や採用予定を加え、会社が継続できる水準を見ます。

次の一歩

賃金表と原資のバランスを、一度試算してみませんか

現行の賃金表や賞与の決め方を確認し、見直しの論点を整理します。評価制度とのつながりも含めてご相談いただけます。